原因候補・なぜまだ望みがあるのか
初期化(クイックフォーマット)は、多くの場合、データの実体そのものを消すのではなく、「どこに何のデータがあるか」を示す管理情報だけをリセットする処理です。そのため、初期化した直後であれば、データ自体はカードの中にまだ物理的に残っている可能性があります。
ただし、初期化後にカードへ新しいデータを書き込むと、その部分に元のデータが上書きされてしまい、復旧できなくなります。
データを変更しない範囲の安全な確認
1. それ以上、そのカードへの書き込みを止める:新しい撮影・保存・ファイルのコピーを行わない
2. カードライターの書き込み禁止スイッチを物理的にONにする:誤操作による追加の書き込みを防ぐ
3. カードリーダー経由でPCに接続し、認識するか確認する(この時点ではまだ復元操作は行わない)
自力対応を止める基準
- 復旧ソフトの使い方に不安がある
- 重要なデータで、失敗による上書きリスクを避けたい
- 初期化後、既に何らかの書き込み(新しい撮影等)をしてしまった
本サイトの別記事「データ復旧ソフトを使ってよい症状・使わない方がよい症状」で触れているとおり、誤って初期化したケースは論理障害に分類され、比較的復旧ソフトが向いているケースです。ただし、操作に自信がない場合や、上書きのリスクを避けたい場合は、専門業者への相談を検討してください。
専門業者へ伝える情報
- カードの種類・容量・メーカー
- 何のデータが入っていたか(写真・動画・ファイル等)
- 初期化後、追加の書き込みをしてしまったかどうか
- 使用していたカメラ・機器の種類
よくある質問
# Q. 初期化した直後なら、必ずデータは戻りますか?
「必ず」とは言えません。初期化後に何も書き込んでいなければ復旧できる可能性は高いですが、書き込みの有無や、カード自体の状態によって結果は変わります。
# Q. 復旧ソフトで復元したデータは、同じSDカードに保存していいですか?
避けてください。復元先が元のカードのままだと、復旧しきれていない他のデータを上書きしてしまう可能性があります。別のドライブやカードに保存先を指定してください。