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HDD・SSD
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水没したPC・記憶媒体で避ける操作

まずこれだけ電源を入れない、充電しない

30秒で分かる結論

  • 水没直後は、電源を入れない・充電しないことが最優先です
  • 自己流でドライヤー等を使って乾かす対応は、専門会社によると状態を悪化させることがあります
  • 水を含んだ状態を保ったまま、早めに専門業者に相談することが推奨されています
⚠️今すぐ避けるべき操作
  • 確認のために、電源を入れない
  • 充電ケーブルを接続しない
  • ドライヤー等の熱源で乾かそうとしない
  • コネクタ部分に綿棒や布などを差し込まない

症状の危険度判定

低:接続や設定が原因かも中:認識が不安定高:異音・落下・水没など
危険度:

異音・落下・水没・焦げ臭・複数台の同時故障などが見られます。通電・再起動・分解は避け、専門業者への相談を強くおすすめします。


なぜ「すぐに電源を入れる」のが危険なのか


データ復旧の専門会社Rossmann Repair Group(米国オースティン、2008年設立、BBC・Wall Street Journal等でも紹介された実績のある会社)は、水没したHDDについて明確にこう述べています。


「濡れたドライブの電源を入れてはいけません」「水は電気を通します。基板をショートさせ、ヘッドを破壊し、最悪の場合は発火につながる可能性があります」

電源を入れることで、それまで水濡れだけで済んでいた状態から、内部部品の物理的な破損(ヘッドの損傷等)に進んでしまうと、同社によれば復旧の難易度・費用が大きく跳ね上がるとされています。


なぜ「自己流で乾かす」のも危険なのか


同社は、ドライヤー等の熱を使って乾かす対応についても否定的です。理由として、乾燥させることで、水に含まれていた不純物(ミネラル分等)がプラッタに固着してしまい、かえって復旧が難しくなることを挙げています。


Apple公式サポート(iPhoneの水濡れ対応ガイド)でも、液体検出時の対応として「乾燥するまで(目安として5時間以上)充電・接続しない」「外部の熱源で乾かさない」「コネクタに綿棒や紙などの異物を入れない」といった注意が案内されています。PC・外付けHDD等の記憶媒体でも、同様の基本姿勢(通電しない・熱を使わない・異物を入れない)が参考になります。


データを変更しない範囲の安全な対応


1. すぐに電源を切る(まだ入っている場合):バッテリー駆動の機器であれば、可能な限り早くバッテリーを取り外す、または電源を切る

2. ケーブル類をすべて取り外す:充電ケーブル、USBケーブル等

3. 表面の水分を軽く拭き取る:機器を強く振ったり、叩いたりしない

4. 乾いた状態を保ちつつ、通電せずに保管する:熱源を使わず、自然乾燥に任せる程度に留める


自力対応を止める基準


  • 水没した機器に、重要なデータが含まれている
  • 既に電源を入れてしまった、または充電してしまった
  • 水没した水が真水以外(海水、汚水等)だった

特に重要なデータが絡む場合は、上記の応急対応(電源を切る・ケーブルを外す)を行った後、それ以上は自己判断で進めず、早めに専門業者へ相談することが推奨されます。


専門業者へ伝える情報


  • 水没した水の種類(真水・海水・その他の液体)
  • 水没してからどのくらい経過しているか
  • 水没後、電源を入れたか・充電したか
  • 優先して復旧したいデータの種類

よくある質問


# Q. 水没後、すでに電源を入れてしまいました。


まずはこれ以上の通電を止めてください。既に電源を入れたことによる影響(ショート等)が起きている可能性もあるため、早めに専門業者に相談することをおすすめします。


# Q. 米びつに入れて乾燥させるという話を聞きました。


Rossmann Repair Groupの解説にもあるとおり、乾燥させること自体が、内部に残った不純物の固着を招き、状態を悪化させる可能性があります。自己流の乾燥対応はおすすめできません。


参照した情報




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この記事について

データ復旧ガイド編集部

機器メーカーやOSの公式サポート情報など、確認できる一次情報にもとづいて記事を作成しています。 内容に誤りや古い情報を見つけた場合は、お問い合わせページからご連絡ください。確認の上、修正いたします。